市民言論広場とは
地方自治は「地域の仕事を国家から切り離し、地域住民の意思と責任に基づいて自主的に処理させ一方行政のやり方」と憲法92条から95条に従い定義されています。現代社会はとても複雑になっていので、問題解決には専門的知識や技術が必要なことが多々あります。
そこで私たち住民は「自治体(所)」に信託して具体的な仕事をさせています。どんな仕事をしてもらいたいのかを「首長(市長)選挙」でそれをチェックする人を「市議会議員選挙」でそれぞれ選択して、私たち共有の財産を管理し、事務を処理し、行政を執行する権限をあたえています。
地域の住民の意思と責任にもとづいて実施すること「住民自治」、国から政治的に独立した団体が自己の意思と責任において行政にあたることを「団体自治といい、この二つが両輪となって地方自治は成り立っています。そして私たち住民は「首長と議員を選択投票」するだけでなく、「議会の解散を請求」したり「首長や議員の解職を請求」したりする権限も持っています。
これは中央政府(国)にはない地方自治の制度です。どんな行政が行われているのか、議会どんな意思決定をしているのか、これらは私たち住民意識を強く反映します。苦情ばかり申し立てて、あとは「おまかせ」。市長、行政と議員への批判だけ。これでは「私たち住民の意思」がどこに向いているかわかりません。
そうはいっても、自分の考えと他の人の考えなど、市民たちで意見を交換しあう「場」と発言できる「空間」が見当たりません。「情緒的な一人よがり」ではなくできるだけ「統計やデータをにした客観性」をもって、私たち住民が「良質な意見交換と勉強する場」として広場をつくりました。政治や行政は私たちが「信託」するだけではなく、「育てる」ものでもあります。おそらく「いい町にしたくない」と言う人はいないだろうと思います。
この広場に参加いただき、互いに切磋琢磨する意見交換を通じて「より良い瀬戸」をつくっていきましょう。答えは私たちが探しだすしかありません。子どもたちの未来は、私たち大人に責が掛かっているのですから。
瀬戸市民言論広場 拝
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